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葬儀での喪主挨拶|話し方教室VOAT

2019.02.08

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喪主の大切な役割の一つに葬儀での挨拶があります。喪主として挨拶する場合は、参列してくださった方々に失礼が無いように言葉を選ぶ必要があります。また、喪主の挨拶は葬儀の様々な場面で求められます。喪主が挨拶で悩むことがないように今回のコラムを役立てて頂ければと思います。

 

  • ■喪主が挨拶をするタイミング

喪主は、遺族の代表として通夜と告別式を行う立場にあります。

そのため、多くの弔問客に対して、そして親族に対して、

流れの中でお礼の挨拶をする必要があるのでそのタイミングについてご説明します。

 

【喪主が挨拶するタイミング】

  • ?参列者に対して

・通夜式の終了時

・告別式終了時もしくは出棺時

 

  • ?親族に対して

・通夜振る舞いの時

・精進落としの時

※親族以外の方が参列することもあります。

   

   

【それぞれのタイミングでの挨拶の基本と注意点】

  • ?通夜振る舞い、精進落としの時

参列食事をする前に挨拶をします。

    食事については、家族、親族、友人が参加するケースと、一般会葬者も含めて参加するケースと様々ですが、形式に拘った挨拶でなくとも差支えありません。

 

 

    挨拶のポイントは、

・前置きは不要

・長文は避ける

・まず内容を整理する。参列者へのお礼

   ↓

   ・故人が生前お世話になったお礼

   ↓

   ・故人のエピソード・思い出

   ↓

   ・今後の支援のお願い

   ・事前に挨拶文を書いてみる

   ・話すときはゆっくりと

   

  • ?通夜式、および告別式終了時もしくは出棺時

参列者に対して喪主が故人に代わり挨拶を行います。

最近は司会者により代読されることもあります。また、家族葬、

火葬式で執り行われる場合は、喪主の挨拶はありません。内容は、弔問客へのお礼、そして故人の生前の厚誼へのお礼が含まれていれば定型文に拘らずに、自分の言葉を含めて挨拶を行っても問題ありません。何を話したらよいかわからず心配な場合は、葬儀社が定型文を用意してくれますので、それを参考にしましょう。心配な場合は事前に紙に書いておき、それを読み上げても差し支えありません。

 

挨拶のポイントは

   ・通夜、または葬儀が滞りなく済んだことに対し、

関係者に感謝の意を表す

   ・「故人をしのびながら話を聞かせて欲しい」「ささやかな食事を召し上がって欲しい」ということを伝える

 

  

 

 

  • ■喪主の挨拶のコツと例文

喪主の挨拶を作るにはある程度のルールとコツがあります。通夜や通夜振る舞いでの挨拶なら、時間を作って参列してくれたことに対するお礼の言葉を最初に述べます。

通夜のときの挨拶では、通夜振る舞いへの案内を挨拶の後半で述べるといいでしょう。通夜振る舞いの時の挨拶では、告別式時間なども簡単に案内します。「〇〇もきっと喜んでいます」というように、「故人からの感謝の気持ち」が伝わるようにします。また、あまり長くならないように簡潔にするのもコツです。

告別式での挨拶では、時間を割いて参列してくれたことと、告別式を無事に終えることができたことに対する感謝の言葉を述べます。故人が生前どのように過ごしていたのか、どのような性格の人だったのかなど。喪主と故人とのエピソードなどを添えて伝えるのも良いと思います。仕事に関することや趣味に関すること、家庭での様子、尊敬できる点など。最後に故人が充実した人生を送れたことに関して、周りの人たちへの感謝の言葉を述べて締めくくります。

精進落としでの挨拶では、無事に告別式を終えたことに関して、感謝の気持ちを述べます。後は食事を用意している旨のことを伝えるくらいで問題ありません。

お開きの挨拶では、通夜と告別式に参列してくれたことに対して改めて感謝の言葉を述べて、今後も宜しくお願いしたい旨の気持ちを伝えます。

 

【喪主の挨拶例文】

  • ?通夜終了時の挨拶

本日はお忙しいところ、〇〇の通夜に足を運んで頂きありがとうございました。〇〇も喜んでいることでしょう。心より感謝申し上げます。別室にて粗宴を用意しておりますので、ご都合がよろしければお召し上がりください。

 

  • ?通夜振る舞いの挨拶

本日はお忙しいところお集まりいただき、本当にありがとうございました。〇〇もさぞかし喜んでいると存じます。告別式は明日××時△△分から●●斎場で行いますので宜しくお願い申し上げます。

 

  • ?告別式の出棺前の挨拶

本日はお忙しいところ、わざわざお集まり頂き誠にありがとうございました。〇〇は生前とても真面目で仕事一筋に打ち込んで家族を支えてくれました。休日にはしっかり家族サービスをしてくれて、子供の頃は色んなところに遊びに連れて行ってもらいました。今でも当時の思い出が頭の中で鮮明に蘇ります。定年退職後は趣味で盆栽を始めてのんびり過ごしていました。

皆様にお見送りいただき、〇〇もさぞかし喜んでいることと存じます。昨日の通夜と本日の告別式を滞りなく執り行うことができました。

 

  • ?精進落としの終了時の挨拶

本日はこれにておひらきにと存じます。最後までありがとうございました。残りました家族一同助け合ってやってまいりたいと思います。これまで同様今後もご指導ご鞭撻の程宜しくお願いいたします。

 

 

  • ■こんな言葉はNG!忌み言葉

お葬式で使ってはいけないNGワード「忌み言葉」があるのはみなさんご存知でしょうか?遺族の方へ挨拶する時など、葬儀でのこの忌み言葉を使うのはマナー違反です。日本では昔から「言霊」という言葉があるように、言葉には霊が宿り、特別な力があると考えられていました。

言霊の力で口に出したことが実現する、不吉な言葉や不幸が続くことを連想させる重ね言葉はNGワードとなっています。

 

  • ?不吉な言葉の例

・消える

・大変

・落ちる

・とんでもないこと

・数字の四(死)、九(苦)

  • ?重ね言葉の例

・重ね重ね

・いよいよ

・度々

・ますます

・またまた

 

  • ?不幸を連想させる言葉の例

・再び

・続いて

・繰り返し

・追って

・再三

 

【生死について直接的な表現は避ける】

大切な人を亡くして悲しみに暮れる遺族の負担を少しでも和らげるため、「生」や「死」についても直接的な表現は避け、柔らかい言葉に言い換えるようにしましょう。

 

「死ぬ」→「亡くなる」「逝去」

「生きている時」→「生前」「お元気な時」

 

   亡くなった直接の原因を聞いたり、「あの時こうしていれば・・・」などの言葉も厳禁です。

 

   

【宗教上使ってはいけないNGワードもあります】

   日本のお葬式は仏教が多くを占めるため、仏教では常識でも他の宗教・宗派では失礼にあたる用語も存在します。

例えばお悔やみの言葉としてよく使われる「ご冥福をお祈り申し上げます」「冥福」という単語は仏教用語なのでキリスト教や神道では使いません。仏教では死後49日間は冥途(あの世へ行く道)をさまよい、生前の行いに対する裁きを受けるとされています。「冥福を祈る」とはこの冥途の旅を無事に終え、成仏して幸せになるよう祈ることです。さらに仏教の中でも浄土真宗は「冥途をさまよう」という概念がないため、こちらも冥福という言葉は使わないので注意が必要です。この場合は「哀悼の意を表します」「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」と言い換えると良いでしょう。

 

他にも「往生」「供養」「成仏」なども仏教用語です。

キリスト教や神道のお葬式に参列する時はこれらの言葉を使わないように注意しましょう。

 

【安易な励ましの言葉は注意が必要】

「忌み言葉」は宗教によって異なります。

それぞれの信教に応じて言葉を選ぶことは大切ですが、最近ではあまり気にしない方も増えてきています。

宗教を問わずお葬式で控えるべき言葉は、遺族に対しての安易な励ましの言葉です。

 

・頑張って

・あなたがしっかりしないと

・元気を出さないとダメ

・いつまでも悲しまないで

 

強い励ましの言葉は、悲しみに暮れている遺族にとっては負担になりかねません。次のような悲しみに共感する言葉の方が、遺族の心が救われることもあります。

 

・お力を落としのことと思います

・どんなにお辛いことかお察しします

 

グリーフケア(身近な人を失い不安定な心情の人に対して、寄り添い支援すること)の観点からも遺族の気持ちに寄り添い、言葉を選んで控えめにお伝えしましょう。

 ?終わりに

如何でしたでしょうか。葬儀・告別式・法要での挨拶は、喪主である人間の社会的立場、親族内での立場を意識した文面を考えましょう。述べる言葉や言葉遣いは、それらを反映されたものを選択すれば良いです。やはりどうしても感情的になってしまうものですが、故人と会葬者に向けた最後の言葉として、素直な気持ちを少しでもスムーズに伝えるために、それ相応の準備をして臨みましょう。

 

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