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2018年06月26日

有名な英語スピーチから学ぶ

似ている同じような内容のスピーチでも、話し手によって与える印象は全く異なります。

有名な英語スピーチを参考に、魅力的なスピーチがどんなものなのか紹介します。

 

 

■どんなスピーチでも冒頭が肝心

スピーチの冒頭部分では、聞き手の関心や興味をひいて聞く態勢を整えてもらう必要があります。

自己紹介をした後、急に本題に入ってしまったのでは、聞き手の意識を引き寄せることはできません。

冒頭の数秒から数分の間で、聞き手の心を掴むことが重要であり、最初の難関となります。

そのためのテクニックを二つ紹介します。

 

(1)力強いメッセージ

心に響く力強いメッセージで、聞き手の心を奮い立たせて興奮させます。

オバマ大統領が、シカゴで勝利宣言をした際のスピーチ冒頭を参考にします。

 

(冒頭部分抜粋)

ハローシカゴ!

もしもまだ、

「アメリカがあらゆることの実現可能な場所であるということ」

「建国者たちの夢が今も生き続けていること」

「我が国の民主主義の力」

これらを疑っている人がいるのならば、今晩がその答えだ。

 

短い文節を繰り返しつつ、胸が熱くなってくるようなメッセージになっています。

スピーチの場においては、強い決意やリーダーシップを示すことで、聞き手が一つにまとまります。

ポイントは、シンプルで力強い言葉です。

 

(2)アイスブレイクで和ませる

アイスブレイクとは、緊張を和らげてその場の雰囲気を和ませて聞き手をリラックスさせる方法です。

スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式でのスピーチ冒頭を参考にします。

 

(冒頭部分抜粋)

世界最高峰の一つである大学の卒業式に同席できて光栄です。

私は大学を中退しているので、今日が人生で最も大学卒業に近づいた日です。

 

自虐を含めたジョークを言うことで、聞き手に笑いが起こり、話し手にも笑みが浮かびます。

その後のスピーチをリラックスして聞くことができる態勢になります。

 

 

■話したいことはシンプルにまとめよう

シンプルで短かったとしても、インパクトのある強い言葉は聞き手に深く突き刺さります。

 

(1)「Stay hungry, stay foolish」

スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学でのスピーチの締めくくりで述べた言葉です。

直訳は「ハングリーであれ。愚かであれ。」となります。

このような格好の良いキャッチコピーは、そう簡単には思いつかないものです。

スティーブ・ジョブズのこの言葉も、自身の好きな書籍からの引用です。

必ずしも自分オリジナルのキャッチコピーにする必要はなく、自分の好きな名言や格言でも構いません。

スピーチの最後に差し込むことで、締まって印象深いものへと変わります。

 

(2)「Yes, we can」

オバマ大統領がスピーチの中で述べた言葉です。

スピーチの終演に近づくと、この言葉を何度も繰り返しました。

シンプルにまとめた言葉を繰り返すことで、想いのこもったメッセージが聞き手へ印象強く伝わります。

 

 

■ユーモアを混ぜて話せるか?

 

(1)ユーモアでわかりやすく伝える

(抜粋)

「サーモンは淡水なら内務省の管轄だが、海水だと商務省になる。燻製になるともっと複雑なことになると聞いている」

オバマ大統領が一般教書演説で述べた一節です。

省庁の縦割りや官僚主義の打破をジョークを利かせて訴えました。

 

(2)ユーモアとジョークの違い

ユーモアとジョークの大きな違いは、ジョークが「笑い」を目的としていることに対して、ユーモアは「笑い、学ぶこと」を目的としているというところです。

ユーモアは、日常のあらゆるところに潜んでいます。

一言を加えたり、言う順番を変えるなど言い方を少し工夫するだけで、ユーモアあふれる内容になることもあります。

 

(3)ユーモアのあるスピーチにするためのポイント

・失敗談や笑えるエピソードの自虐ネタで緊張感を解く

過去の失敗談や、体験した笑えるエピソードなどの自虐ネタは、場の空気を和ますことができます。

しかし、自虐ネタを盛り込む際は、場面に合わせる必要があります。

場合によっては「空気の読めない」と批判されてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

・相手を「楽しませたい」という気持ち

 相手を楽しませたいという思いが、ユーモアのある話術となります。

 

 

■締めの一言を決める

どんなに途中が面白い本や映画でも、エンディングがつまらないと印象には残りません。

締めの一言として効果的ないくつかのパターンをご紹介します。

 

(1)とってほしい行動を最後に告げる

行動への呼びかけは、スピーチを締める一言として効果的です。

最後に感嘆符「!」を付けると、聞き手には力強く伝わります。

スピーチの最後の論点について、聞き手が同意して、話し手が求める行動を実行する気があるかどうかは関係ありません。

スピーチにおいては、話し手が求める行動を聞き手へ明確に示す必要があります。

 

(2)便利な締めの文例集

・「最後に要点を簡単に話しておきます。」

順を追って簡潔に繰り返されると、理解がしやすいです。

 

・「今まで述べてきた事を具体的に示す物語をお話しします。」

教訓を織り込んだ具体的な短い話をして、その教訓がどういうことかを説明します。

物語はスピーチの最高の武器になります。

抽象的な言葉だけを記憶に永らくとどめるのは困難ですが、、その教訓を思い出すような物語は記憶に残りやすいです。

 

(3)感動的な体験談や詩で締める

物語や詩を朗読して締める方法がありますが、これには多少の演技力が必要です。

一流俳優になったつもりで演出を高めることで、聞き手をより引きつけることができます。

重要なポイントでは声を張り上げたりテンポを上げたりします。

逆に情緒的な場面では、ゆっくりと話すことで言葉に感情と劇的要素を加えます。

 

 

おわりに

アナウンサーやナレーターの方は話しのプロであり、それが仕事なので上手に話すことが大前提にあります。

しかし、そうでもない限りは、人前で上手に話すことがスピーチの目的ではありません。

スピーチの目的は、聞き手の感情に訴えかけて行動を促すことです。

どんなに素晴らしい情報を伝えたとしても、聞き手は共感をしなければ行動を起こすには至りません。

上手に話すことを意識するよりも、等身大の自分なりの言葉で話すことが共感を呼びます。

ありのままの自分を見せるという実直さと心意気が、聞き手の共感を呼ぶのです。

 

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