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声が小さい?大きな声の出し方【話し方教室VOAT】

2019.05.16

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みなさん、人に「声が小さい」など言われたことはありませんか?相手とコミュニケーションをする上で声の大きさは非常に大切なことです。
ちょっと周りが騒がしいところで話すと、何を言っているか全くわからない等、
声が小さいとイライラさせてしまうきっかけにもなりますし、あまりいいことはないように思われます。声が小さいなど経験がある方はこのコラムを読んで、大きな声を出せるように役立てて欲しいと思います。

■ 自分の声は小さい?大きい?

みなさん、日常生活の中でそもそも、自分の声は小さいか、大きいか、考えたことがありますか?
そこまで考えたことがある人は実は少ないのではないでしょうか?普段自分が話している会話の大きさや話し方を簡単にチェックする方法をここでは紹介します。

【スマートフォンに入っているボイスメモ機能を使う】

みなさんにとってこの方法は一番簡単に自分の声を確認できます。スマートフォンのボイスメモ等、世の中には沢山のアプリがありますが、簡単に音が録れ、確認できるもので構いません。
普段自分が話しているトーンで本などを読んで録音してみて下さい。再生したときにあまり聞き取りづらいなど感じたら声は小さい方になります。速さ、トーンや大きさを変えたりして自分が一番聞き取りやすい、相手が聞き取りやすい声を探してみるようにしましょう。

■ 腹式呼吸でお腹から声を出そう

どうしてお腹から声を出すのか。それは冒頭でも触れたとおり、大きな声、通る声を出すためです。私たちが普段話をするときは胸で呼吸をして喉から声を出しますが、これは「胸式呼吸」といいます。
しかし、この方法で歌を歌ったり大きな声を出そうとすると、力任せに声を出すことになります。そして身体に余計な力が入って、喉を痛めてしまうことにもつながります。発声方法の基本ともいわれる「腹式発声」とは、一体どのような発声なのでしょうか。

【腹式呼吸を使って正しく声を出すこと】

腹式発声は腹式呼吸を使った発声法です。腹式呼吸とは名前の通りお腹を使った呼吸法で、息を吸うとお腹が膨らみ、息を吐くとお腹がへこむ呼吸法のことをいいます。
このとき、肩や胸に力が入ってしまうと正しく腹式呼吸ができていません。
この呼吸法を習得すれば、大きく通った声が自然体で出せるようになります。

ただし、腹式呼吸ができても腹式発声ができているとは限りません。腹式発声の練習法としては、息を吸ってお腹を膨らませたら、そのまま息を吐く要領で「あー」と長く声を出すロングトーンをしてみます。このときおへその下、いわゆる「丹田」と呼ばれる場所が固くなっていれば、しっかりとお腹から声が出せている証明になります。

【息を無駄に使わない発声方法】

喉で発声すると力が入ってしまい、息の通り道が狭くなります。狭くなった道から空気を取り込もうとしても十分に息を吸うことができず、結果浅い呼吸を繰り返してしまうのです。
これは、腹式呼吸を使いこなせても腹式発声ができなければ解決しない問題です。腹式発声なら、喉は音を出すために声帯が震えるだけで、余分な力は入りません。また、腹筋を使って息を吐く量をコントロールすることで、深く呼吸できるタイミングで自然に息継ぎができるようになり、浅い呼吸を繰り返して疲れてしまうという事態を回避できます。

【腹式発声の5つのメリット】

腹式発声を行えるようになると、喉から発声していたときにはできなかったことができるようになります。
カラオケはもちろんのこと、日常生活やビジネスシーンでも活かせる5つのメリットがあります。

(1)言葉に説得力が出る

説得力というのは、内容の誠実ささえあれば出るわけではありません。
思わず耳を傾けたくなる話し方、呼吸を入れるタイミング、そして話す声が相手にどう響くか。これらも説得力を持たせる大事なファクターです。
相手を惹きつけ、言葉に説得力を持たせる話し方のために腹式発声がどう関わるのかというと、まず声の響き方が変わります。喉で発声するときと、お腹から発声するときとでは、喉の筋肉を無駄遣いしないぶん腹式発声のほうがよく響く声が出るのです。よく響く声は、聞く人に心地よさを与えます。説得という面において、話を聞いてもらえるかどうかは重要な分岐点。まずは話を聞いてもらうための声作りに、腹式発声は最適というわけです。
また、腹式発声の呼吸法である腹式呼吸は、お腹の筋肉を使うので姿勢が悪いと正しくおこなえず、自然と背筋の伸びた美しい姿勢も身につきます。肩を落として背中を丸めた人と、背筋を伸ばし胸を張った人。同じ内容を話したときにどちらの言葉がより説得力に勝るか、いうまでもありませんね。

(2)英語をうまく発音することができる

英語の発音は、息の強弱でアクセントをつけることが多いです。これに対して日本語の発音は音程でアクセントをつけています。
そのため、息の強弱を意識することが少なく、息を強く吐きながら声を出すことに慣れていないため日本人の多くは英語の発音が苦手なのです。その息の強弱を、腹式発声なら使いこなすことができます。腹式発声は腹式呼吸で声を出しているので、腹筋や横隔膜を使ってより強い息を使うことができるからです。
また、喉に力が入っていないので大きく喉を開くことができ、これも強い息を使うのに一役買います。舌や口の動かし方も大事ですが、英語らしくネイティブに聞こえるよう発音するには強い息の吐き方や、ドッグブレスと呼ばれる横隔膜を使った息の使い方が必要なのです。

(3)歌や話し方の感情表現が豊かになる

腹式発声で出した声は喉から出した声よりも重く響き、声に深みが出てきます。
感情表現は通常の感情表現と違い、声に強弱をつけたり、緩急をつけたり、歌だとビブラートをかけたりと声の変化で表現します。喉で歌う声もビブラートをかけたり、歌う速さを変えたりはできますが、声の強弱をつけようと思うとなかなか難しいです。腹式発声を使えば、弱く出した声も聞き取りやすく、強く出した声がうるさいと思われることもない、理想的な歌声や話し方の声を出すことができます。聞き取りやすい、深みのある声だと感情が入ったものに聞こえます。
その声で強弱をつけることができれば、どんな歌・話し方でも自由自在に感情を表現できることでしょう。

(4)ミックスボイスが出せるようになる

カラオケで歌っていると、それまで歌っていた声では歌えなくなり声をひっくり返して高音を出す、あるいは高音で歌えなくなり低音に変えるという現象に見舞われます。
これはどうして起こるのかといえば、普通に歌うときに使う地声(チェストボイス)、高音を歌うときに使う裏声(ヘッドボイス・ファルセット)にはそれぞれ音域があり、その切り替えが上手にできていないからです。
でも、せっかく歌を歌うなら上手に、ひっくり返らずに歌いたいですよね。

そこで活躍するのが「ミックスボイス」です。
ミックスボイスにはいくつか定義があります。地声と裏声の中間の声、ミドルボイスを指すという定義もありますし、両方を極めた結果、地声から裏声までをグラデーションのように滑らかに発声できる技術を指すとする定義もあります。この記事では前者をミックスボイスとして扱いますが、どちらの定義にも共通しているのが「地声と裏声に境目がなくなる」ということです。腹式発声は、このミックスボイスの習得につながります。
ミックスボイスは、地声と裏声の両方の特徴を兼ね備える声帯の動きによって出すことができます。この閉じすぎず開きすぎない声帯の形というのは、喉の筋肉を使った発声方法では実現できません。発声するときに声帯を締めつけてしまうからです。腹式呼吸をマスターしたうえで腹式発声をすれば、喉に無理な力を入れることなく声帯の伸び縮みがやりやすくなります。
さらに呼吸をコントロールできるので、ミックスボイスの感覚が掴みやすいでしょう。練習を重ねることで、低音から高音までスムーズに発声することができるようになります。

(5)喉に負担をかけず大声が楽に出る
喉で声を出すと喉の筋肉を使い声帯を締め付けるので、声を出すほど喉に負担がかかり、酷いときには傷つくこともあります。ですが腹式発声なら、力を込めるのがお腹なので喉や声帯に余計な力がかかりません。
お腹から声を出すことで声のボリュームを調整することができ、喉に負担をかけず大きな声が楽に出せるというわけです。

■ 姿勢や口の動かし方を見直そう

(1)姿勢

姿勢で声は大きく左右されてしまいます。
例えば顎が前に出た姿勢や、顎を引いている姿勢、どちらが声を大きく出やすいでしょうか?
実は両方とも声が出にくく小さくなってしまうことが言えます。自然な顎の位置からズレているので、首に圧迫感を与えたり、喉が詰まったような感じになるからです。
普段から自然な姿勢を保っている人はそのようなことはないので声が出しやすく、小さくなることのない発声ができるのです。普段から首の位置や顎の位置を意識して生活していくことを心掛けていきましょう。

(2)口の動かし方

小さな声で話す人の大半は、口をあまり動かさずに話してしまいます。
口を大きく開けて話すことで、声の通り道も大きくなり、大きな声が出やすい状態をつくることができますので、鏡で確認してみましょう。その時に口が大きく動いていれば、大きな声を出す準備はできているということになります。
口が小さいと日頃感じている人は口の開きを大きくして意識していきましょう。
口の開き方の練習ですが、まず母音の『あいうえお』を練習していきます。

『あ』は口を大きく縦に開きます。
『い』は口を横にします。
『う』は口をすぼめます。
『え』は『あ』と『い』の間くらいの開き方になります。
『お』は『う』の音より少し縦に口をすぼめます。

上記の『あいうえお』の音を基本に日本語の音は形成されています。
この5つの母音の口の開き方を身に付ければ他の音も改善していくでしょう。顔の筋肉の運動にもなり、表情にも繋がっていくので鏡を見ながら大げさぐらいに動かして丁寧に口の開き方を確認していきましょう。

■ 自信を身に着けよう

男女問わず、自信がある人はポジティブなパワーを放ち、魅力的に見えるものです。特に何かを選択しなければならない場面では、より自信があるように見える人の話に耳を澄ませる人が多いはずです。
もっと良い結果を出せる自分になれるように、ビジネスやプライベートでもコミュニケーションの場で使えそうな振る舞い方をここでは紹介します。

(1)ゆっくり話す

緊張すると早口になる人がいます。
また元から早口な人も。やる気云々や、意識、または無意識かにかかわらず、早く話しすぎると確信や自信が欠けているように見えてしまいます。
さらに早口では発音に間違いを起こしやすく、自分の発する言葉に対して注意深くすることができません。
緊張の他に、何か隠し事をしている際はそれを誤魔化すように早口になり、いっそう自信のない気持ちを露呈させてしまった経験が誰でも一度はあるのではないでしょうか。

また、こちらが不安な際には、ゆっくりと話しかけてくれる人は信頼できるような気がします。私は楽器を演奏するのですが、緊張する本番は必ず普段より早く演奏してしまい、聴く側に不要な心配をさせてしまうことも。
そんな時はテンポの大切さを痛感します。大事なプレゼン、発音や文法の間違いを起こしたくない英語でのインタビューの際は特に、残念な結果を巻き起こさないために、話し始める前に深呼吸。ゆったりとした気持ちを取り戻してから、冷静にゆっくり話すようにしたいものです。

(2)姿勢に気をつける

会話の中でボディランゲージは口から出た言葉と同様に重要です。
座っているか立っているかにかかわらず、姿勢に気をつけましょう。
肩を後ろに引いてまっすぐ立つ、または座り、頭を高く保ちましょう。
これはあなたを大きく、さらに自信があるように見せるだけでなく、自信があるように自分自身も感じることができます。

プレゼンをする際の大事な要素のひとつである姿勢。
特に普段から猫背を指摘される人は気をつけたいものです。
発声を学んだ人なら知っていることですが、姿勢は声を出すのにもとても重要な要素です。背筋を伸ばすだけでもお腹から声を出しやすくなり、それと同時に必ず堂々と見えます。しっかりとした声で胸を張って話す人は自信に溢れているように見えます。

(3)身振りを加えて話す

ボディランゲージの重要さを感じたプレゼンとして、きっと誰しもがまっさきに思い浮かぶのが、昨年、オリンピック誘致の際の滝川クリステルさんによる「お・も・て・な・し」。あの身振りを加え、ゆったりと話す口調が、より彼女の言葉を印象的にしました。
特に伝えたい言葉を話す際に手の動きを加えれば、さらに熱意や言葉そのものがしっかり相手に伝わり、理解度を高め、信頼を勝ち取れそうです。自信がある女性は、キラキラ輝いてみえます。実は「私なんて......」と思うこと自体が自らチャンスを潰しているようなものなのかもしれません。
誰でも不安や心配は常に心の中に存在していると思います。しかし、形に中身がついてくることもよくあることですから、まずは外側からでも自信のある振る舞いができたら良いですね。さらに上を目指す女性なら身に付けたいテクニックです
 

終わりに
如何でしたでしょうか?大きな声を出すためにはただ声を張り上げて大きくすれば良いわけではありません。まず、正しい発声法でしっかり発音することが大切だということが分かって頂けたと思います。是非話し方に役立てて頂ければと思います。

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